梅干しのリグナンはピロリ菌の動きを抑制する作用あり

梅干しのリグナンはピロリ菌の動きを抑制する作用あり

梅干しのリグナンはピロリ菌の動きを抑制する作用あり

梅干し

 

梅の中には、ヘリコバクター・ピロリの運動をさまたげるはたらきをする物質がふくまれていることがわかりました。また、その物質がどのような構造でできているかを分析することもできています。この研究に基づいて、和歌山県みなべ町では特許をとっています。

 

(学研まんがでよくわかるシリーズ 梅パワーのひみつ より引用)

 

この菌(ピロリ菌)をもっている人で、梅干しを1日に2個食べている人は、食べていない人に比べて胃の調子がよいことが判明しています。

 

(和歌山県立医科大学准教授 宇都宮洋才 健康 2014年6月号より引用)

 

梅リグナンは胃炎や胃潰瘍の原因となるヘリコバクターピロリ菌の動きを抑える作用があり、胃がんの予防効果も期待されています。

 

(主婦の友社 梅干し力より引用)

 

梅の成分がピロリ菌の動きを抑制。

 

(NHK出版 NHKあさイチ 良いこと続々!梅パワー より引用)

 

ピロリ菌は複数の鞭毛(べんもう)という触手をもっていて、その鞭毛を動かすことで胃の中を自由に動き回る。そして胃の粘膜層からさらに深いところに潜り込み、酵素を出して炎症を引き起こす。

 

人間の胃で悪さをするピロリ菌。抗生物質(抗生剤)で除菌をするか、食品などに含まれる物質で動けなくしてしまおう。

 

 

 

【梅に含まれるシリンガレシノールがピロリ菌の活動を抑えた】

 

 

梅にはシリンガレシノールという抗酸化物質が含まれている。シリンガレシノールは、梅に含まれる梅リグナンの一種だ。

 

リグナンは植物ポリフェノールの一種。リグナン類には、抗腫瘍活性・抗酸化活性・抗肥満活性など様々な機能性が報告されている。

 

梅リグナンには、4つの人間に有効な成分が含まれている。

 

・シリンガレシノール(ヘリコバクター・ピロリ菌の運動能力を阻害または抑制する)
・ピノレシノール(抗酸化活性・抗炎症作用)
・エポキシリオニレシノール(インフルエンザウイルスの増殖抑制効果)
・リオニレシノール(抗酸化活性、抗変異原活性)

 

和歌山県立医科大学准教授で医学博士、梅干し博士の宇都宮洋才さんの研究チームの実験によれば、培養したピロリ菌にシリンガレシノールを加えたところ、ピロリ菌が丸く変形して動かなくなったり、凝集して働きを失ったりした。

 

これにより梅の成分には、ピロリ菌の活動抑制効果があることが証明された。

 

 

 

【梅リグナンの効果】

 

 

梅干しの成分で有名なのは、制菌作用と疲労回復効果を発揮するクエン酸が広く知られている。しかしクエン酸以外にも、梅干しには強力な成分が含まれていた。それが梅リグナンだ。

 

梅リグナンは、雑菌の働きを抑えて、微生物や悪玉菌を死滅させる働きがある。しかも、すべての菌を除菌しない。乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌を殺さずに、悪玉菌を減らす。

 

梅リグナンの特徴として、水に溶けずにアルコールに溶ける。だから梅酒には梅リグナンが溶け出していて、胃や腸を守るため二日酔いになりにくい。ただし抗生物質で除菌療法をしている間は、たとえ梅酒でもアルコールは飲まないようにしよう。

 

 

 

【梅干しは塩分が多いという誤解】

 

 

梅干しは塩分が多いから、食べ過ぎが心配だ。高血圧になるのではないか。

 

確かに白干し梅だと塩分は約20%ある。現在では7%から15%がほとんど。なかには5%のものもある。

 

梅の大きさにもよるが、梅干し1つあたりの塩分量は1グラムもない。味噌ラーメンのスープに約6グラムの塩分と考えると、梅干し1つや2つでは塩分の摂りすぎを心配しなくてもいいだろう。大切なのは食生活全体での塩分摂取量なのだから。

 

なお梅に含まれているカリウムには、塩分を体の外に出す働きがある。そのため思ったより塩分の摂りすぎにはならない。気になるなら塩分を減らした梅干しを食べよう。

 

 

 

【梅の効能】

 

 

梅にはカリウムやβカロテンなどが多く含まれている。ほかにもクエン酸、梅のポリフェノール成分のオレアノール酸、シリンガレシノール、ムメフラールが含まれている。

 

クエン酸はダイエットにも役立つ。クエン酸は体内に取り込まれた栄養素を効率的にエネルギーに変え、余分な脂肪分の蓄積を抑える。肥満ラットを使った実験では、梅エキスを与えた群では中性脂肪値の上昇が抑制された。

 

ムメフラールは血管の老化を防ぎ、血流をよくする。ほかにも生活習慣病の改善と予防に役立つ成分が含まれている。

 

・食中毒を予防(クエン酸が食中毒の原因菌の繁殖を抑える)
・疲労回復(クエン酸が疲れの原因になる乳酸を分解、体の外にだす)
・糖尿病の予防(オレアノール酸が食後の血糖値の急上昇を防ぐ)
・クエン酸が血液をドロドロにする脂質を減らし、血液をさらさらにする
・高血圧の予防(カリウムが血圧の上昇を抑える)
・インフルエンザの予防
・肥満防止(α・グルコシダーゼの働きを妨げる)
・若返り(抗酸化物質フラボノイドの力で活性酸素をつくらせない)

 

ほかにも虫歯予防、リラックス・鎮静作用、カルシウムの吸収促進、食欲増進作用などが期待できる。

 

 

 

【梅リグナンを効率よく摂取する方法】

 

梅のキャラクター

 

梅リグナンを効率よく摂取するには、含有量の多い梅を食べることだ。

 

梅に含まれるリグナンの含有量を測定できるのは紀州梅効能研究会のみ。紀州梅効能研究会は、梅や梅リグナンのインフルエンザ予防・胃がん予防・糖尿病予防(血糖値上昇抑制作用)・食中毒予防・動脈硬化の抑制作用・血液浄化作用・抗酸化作用など様々な効能や健康効果を、科学的なデータに基づいて医学的に検証・解明している。

 

>>【紀州梅干し専門店 福梅本舗】送料無料お試しセットはこちら

 

 

 

>>フコイダンはピロリ菌の感染を抑制する働きがある


ホーム RSS購読 サイトマップ