ピロリ菌の除去中にコーヒーは飲まないほうがいい

ピロリ菌の除去中にコーヒーは飲まないほうがいい

ピロリ菌の除去中にコーヒーは飲まないほうがいい

 

現時点ではコーヒー摂取とピロリ菌感染、消化性潰瘍との関連は否定的であるといえるでしょう。

 

(日本評論社刊 コーヒーの医学より引用)

 

(がんにならない8箇条)ピロリ菌は除菌する。虫歯と肝炎ウイルスは治療する。

 

1日1杯のコーヒーを飲む。3杯ならもっとよい。

 

(集英社 がんになりたくなければ、ボケたくなければ、毎日コーヒーを飲みなさい。より引用)

 

結論からいえば、ピロリ菌の除去中にコーヒーを飲むのは避けたほうがいい。

 

理由は、コーヒーには「胃酸の分泌を促進する作用があるとされている」から。つまりコーヒーを飲むと、胃酸の出がよくなって消化を助けてくれる。

 

抗生剤でピロリ菌を除去するさい三つの薬を飲む。一つは「胃酸の分泌を抑える薬」で、もう二つは「抗菌薬」だ。胃の粘膜に生息している細菌を殺すためには、胃酸の出を悪くして抗菌薬を届ける必要がある。

 

細菌を除去するためにわざわざ薬を飲んで胃酸の分泌をおさえているのに、コーヒーを飲んで胃酸の分泌をよくするなんて、矛盾していると思わないか。少なくとも、ぴろりんはおかしいと思う。

 

殺菌を失敗しないために除去中はアルコール、コーヒーを飲むのは避けよう。もし水分が欲しければ、緑茶100%カカオをお湯に溶かしたココアLG21乳酸菌入り飲むヨーグルトがおススメだ。

 

 

 

【コーヒーの成分】

 

 

コーヒーの成分は

 

・カフェイン
・クロロゲン酸(コーヒーポリフェノール)
・トリゴネリン
・その他(1000種類以上の化学物質が含まれている)

 

となる。

 

 

 

【コーヒーが胃に悪いは俗説】

 

 

コーヒーは胃に悪い、胃を荒らすといったイメージがつきまとう。本当にそうだろうか。

 

デンマークで行われた約2000人を11年間追跡調査した研究では、コーヒー摂取と消化性潰瘍の発症とのあいだに関連は認められなかった。亀田総合病院で日本人8000人を対象にした研究では、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃食道逆流症・非びらん性胃食道逆流症の四大上部消化管疾患と、コーヒーの飲用に関して、関連は認められなかった。

 

胃がんについても日本各地の住民11万人を対象とした調査によれば、コーヒーを飲む習慣のある男性は、胃がんの死亡リスクが低くなることが報告されている。2012年のフィンランドでの6万人を対象とした大規模研究では、コーヒー消費量と胃がんのあいだに男性でやや減少傾向がみられた。

 

少なくともコーヒーが胃がんの原因になるということはなさそうだ。

 

 

 

【人を健康にするコーヒーの効果】

 

 

国立がん研究センターによれば、10都道府県に住む40〜69歳の健康な男女約9万人を追跡調査したところ、コーヒーを1日に3〜4杯飲む人はほとんど飲まない人よりも死亡するリスクが24%減ったことがわかっている。肝臓がんの発生率においては約半分まで下がった。

 

ほかにも脂肪肝の改善や糖尿病、大腸がんの予防にも効果があるといわれている。クロロゲン酸が熱で分解されることで発生する、あの独特の香りには気分を落ち着かせてくれるアロマテラピー効果もある。

 

コーヒーを飲んでいる人には、あらゆる病気を予防する善玉ホルモンのアディポネクチンの血中濃度が高いことが報告されている。

 

除去中は避けた方がいいコーヒーだが、除去が終わればむしろすすんで飲んだほうがいいとぴろりんは考える。

 

 

 

【ポリフェノールの一種・クロロゲン酸の強い抗酸化作用】

 

 

活性酸素やストレスから体を守るために抗酸化作用のあるポリフェノールの多い食品をとろう。コーヒーには、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が含まれている。クロロゲン酸には血糖値上昇抑制作用がある。

 

脂肪の燃焼を促進するトクホのコーヒーが発売されたことからわかるように、クロロゲン酸には脂肪燃焼効果もある。クロロゲン酸を多く含むコーヒースレンダーを12週間続ける実験では、平均で5.4kgの体重が減少した。

 

1日に摂取すべきポリフェノール量の目安は、1日あたり1000〜1500mg。飲み物100mlあたりに含まれるポリフェノール量は以下となる。

 

コーヒー 200mg
紅茶 96mg
緑茶 115mg
ココア 62mg
トマトジュース 69mg
豆乳 36mg

 

(出典 J Agric Food Chem.57(4):1253-9,2009)

 

 

 

【1日に飲むコーヒーの量について】

 

 

いくら健康効果があるといっても、コーヒーの飲みすぎはよくない。胃を荒らすこともあるから、すきっ腹にがぶがぶ飲むのはやめよう。

 

1日に3〜4杯程度が適量。5杯以上飲むと逆に心疾患や膀胱がんのリスクが上がるという報告もある。またカフェインの摂取量から逆算しても1日に4杯までが安全な量と考えられている。ちなみにカフェインにはダイエット効果がある。

 

カナダやニュージーランドでは成人は1日あたり400mg以内のカフェイン摂取は問題ないとしている。食品100グラムあたりに含まれるカフェインの量は日本食品標準成分表によれば、コーヒー60mg、インスタントコーヒー56mg、玉露160mg、紅茶30mg、ココア8mg、ウーロン茶20mg、コーラ10mgとなっている。

 

 

 

【コーヒーの飲み方について】

 

 

何も入れないブラックが基本。砂糖の入った缶コーヒーは避けたい。

 

無糖では苦くて飲みにくいという人はカカオ70%以上のチョコレートを入れて飲もう。高カカオチョコレートには、クロロゲン酸と同じ抗酸化作用のあるカカオポリフェノールが豊富に含まれているため、認知症予防にも役立ちそうだ。

 

コーヒーを飲む時間は、午前9時半から11時半の2時間。午後14時から17時の3時間がいい。理由は目覚めと大きく関わっているホルモン「コルチゾール」の働きが抑制され、かえって覚醒効果が得られなくなる。

 

 

 

【コーヒーのメリット】

 

 

コーヒーは医薬品ではないが、昔からずっと薬として使われてきた。コーヒーには以下のようなメリットがある。

 

オーストラリアで1000人のトラック運転手を調査したところ、コーヒーを飲む運転手は衝突事故を63%も起こしにくいことがわかった。

 

ハーバード大学の研究者たちは、1日に2〜4杯のコーヒーを飲む人は、自殺するリスクが50%低いという結論を出した。

 

コーヒーを1日に4、5杯飲んでいると2型糖尿病になるリスクが最大58%まで低下するという疫学調査がある。糖尿病を予防するためのコーヒーは、砂糖を入れないブラックで飲もう。食後の血糖値が急上昇しないように、血糖値をコントロールするには食前にコーヒーを飲むと食後の高血糖が抑えられる。

 

コーヒーには、がん、心臓病、脳卒中の3大疾病予防の大きな可能性がある。C型肝炎ウイルスが肝臓がんに進行する割合は、コーヒーを飲まない患者よりずっと少ない20%程度と疫学調査で発表された。

 

マウスおよび人間の実験でも、コーヒーが血栓をつくりにくくすることが確かめられた。コーヒーは動脈硬化の予防につながる。

 

アメリカのボストン大学のグループによる研究によれば、約9万人の女性で1日に4杯以上飲む人は、コーヒーを飲まない人に比べて通風になる確率が57%も低いことがわかっている。

 

 

 

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>>ピロリ菌の除菌がタバコで失敗する危険性について


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