ピロリ菌でおならが臭くなる

ピロリ菌でおならが臭くなる

ピロリ菌でおならが臭くなる

 

【おならとは】

 

おならは口から飲み込んだ空気や、大腸内に住みつく腸内細菌の働きで食べ物が発酵してできたガス、血管内の血液から腸の粘膜を通してでてきたガスなどが混じって、肛門から排出されるもの。

 

腸内で発生するのがおなら。胃の中で発生するのはゲップ。ゲップやおならとして体外に排出されるのは、お腹に入ったガスのわずか10%。通常、おなかの中にはコップ一杯分程度のガスが溜まっている。また腸内で発生するガスのほとんどは血液中に吸収されて、肺をとおって呼吸の時に排出される。

 

おならには400種類におよぶ成分がふくまれている。おもな成分は空気中の窒素が60〜70%、二酸化炭素が10%、水素が10〜20%、その他として酸素、アンモニア、スカトール、インドール、メタン、硫化水素、脂肪酸、アミンなどになる。水素、硫化水素、メタンは火をつければ燃える。

 

窒素、炭酸ガス、水素、メタンなどにニオイはない。食物繊維を多くとっていると、これら成分のおならが大量にでる。大きな音は鳴りやすいが、他人にニオイで迷惑をかける心配は少ない。

 

 

 

【おならが臭くなる成分】

 

 

うんちやおならは腸内環境が良好であれば、それほど臭くない。ところが腸内環境が悪くなると、大腸内の悪玉菌がスカトール、インドール、硫化水素などの有害物質をつくりだす。

 

スカトールは毒性を含む物質。インドールは植物のホルモンにも含まれる物質で、タンパク質が分解することで腸内でも発生する。メルカプタンは硫黄含有物質で、無臭の都市ガスのにおい付けの成分としても使われている。

 

 

 

【おならが臭くなる食事】

 

 

おならのニオイは、主に腸内細菌によって腐敗・発酵した腸の内容物による。ニオイは食べた物によって変わるため、ニオイのキツイものや魚・肉類をよく食べる人は、おならも臭くなりがち。

 

大腸内の悪玉菌のウェルシュ菌などのタンパク質分解菌が生成する硫化水素やアンモニア、インドール、スカトールがニオイの元凶だ。

 

また食物繊維の多い豆類やイモ類をよく食べる人は腸内にガスを発生させるため、おならの回数が増える。サツマイモやゴボウなどの食物繊維を多く含む食品を食べると、人間の消化酵素では分解できないデンプンが腸内細菌の栄養源となり、腸内発酵が活発になるため。

 

漫画やドラマで登場人物が焼き芋を食べると、おならが出るのはこのためでもある。ただしサツマイモを食べる菌の排泄物は、空気に含まれる無臭の二酸化炭素がほとんどなので臭くならない。野菜では、おならの臭いはあまりくさくならないと覚えておこう。

 

 

食物繊維のほかに発酵食品もガスを増やす。おならが出やすくなる食べ物として発酵食品のチーズ、キムチ、納豆、漬物、味噌、塩辛、アンチョビ、ピクルス、くさや、ふなずしなど。食物繊維の多いものとして、コンニャク、ゴボウ、イモ、キノコ、豆、もやし、干しシイタケ、しそ、ひじき、青のり、寒天、などがある。

 

食事やおしゃべりの時に空気を飲み込む量が多いひとは、ゲップやおならも出やすくなる。

 

食事のときは一口の量を少なくする、よく噛んで食べる、早食いをしなければ改善できることもある。

 

 

うんちやおならが臭くなる食べ物は、動物性のタンパク質で肉や魚。脂質やにんにくにも注意が必要。焼肉、にんにくたっぷりのチャーシューメン、ガーリックステーキ、にんにく入りの餃子を食べるときは覚悟してほしい。

 

 

 

【その他のおならが臭くなる原因】

 

 

食事以外で臭いおならの出る原因としては

 

・便秘
・慢性胃炎
・大腸がん
・ストレス

 

などが考えられる。

 

ストレスによってもおならは臭くなる。腸内細菌のバランスが崩れたり、便秘になれば食べ物が長時間腸内にとどまり、腐敗がおこりやすくなるためだ。

 

慢性胃炎の原因がピロリ菌の場合、おならが臭くなることも。慢性胃炎になると胃酸の量が少なくなるため、食べた物がしっかり消化されないまま小腸に送られることになる。

 

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