納豆にピロリ菌撃退や胃の健康を守る効果がある

納豆にピロリ菌撃退や胃の健康を守る効果がある

納豆にピロリ菌撃退や胃の健康を守る効果がある

納豆

 

納豆にもピロリ菌撃退をはじめ、胃の健康を守る効果があります。

 

納豆研究の第一人者である倉敷芸術科学大学の須見洋行教授は、ある種の納豆菌抽出液中にピロリ菌に対する強力な抗菌活性を確認しました。その活性は臨床薬であるメトロニダゾール(ピロリ菌を高確率で除菌する薬)にも劣らないといいます。

 

もちろん、納豆を食べることで少なからず、ピロリ菌の活性を抑えることが期待できます。

 

(出典 全国納豆協同組合連合会 納豆PRセンター 8つの作用で胃を守る納豆パワー)

 

納豆のジピコリン酸、ピロリ菌に対する抗菌活性では臨床薬にも劣らない。

 

(出典 特定非営利活動法人 日本食品機能研究会 ピロリ菌への作用、納豆の新薬効)

 

 

 

【食あたりにも効くジピコリン酸】

 

納豆のネバネバ

 

ジピコリン酸は、抗菌作用のある物質で熱に強い。納豆の特徴ともいえるネバネバの糸に含まれている。

 

なんと第二次世界大戦時には、抗生物質のようなものとして納豆が食べられていた。細菌や抗ウイルス作用、がん細胞を破壊するアポトーシス作用があることも認められている。

 

なお納豆1パックで十分な効果が期待できる。いくら良いものといっても食べ過ぎはおススメできない。1日におおくても2パックまでとしよう。

 

 

 

【納豆に含まれる成分と効能について】

 

納豆のキャラクター

 

納豆には以下の成分が含まれている。

 

・納豆菌
・ナットウキナーゼ
・レシチン
・イソフラボン
・ビタミンK2
・カタラーゼ
・リゾチーム
・ジピコリン酸
・ポリアミン

 

>>納豆菌

 

納豆菌の多くは生きたまま腸に達し、増殖してビフィズス菌などの善玉菌を増やす。便がやわらかくなり量が増え、便通もよくなる。便秘解消に効果あり。

 

>>ナットウキナーゼ

 

血液をサラサラにする酵素で、血栓を溶かす効果がある。血栓症による認知症の予防にも効果が期待される。

 

ただし、酵素は熱に弱い。70度以上の熱を加えると働きを失ってしまう。血栓対策が目的なら調理時は煮たり炒めるなど加熱せず、そのまま食べること。

 

>>レシチン

 

人間の細胞すべてにレシチンは含まれている。レシチンは血糖値を下げる働きがあり、糖尿病の予防に効果があるとされる。レシチンは短期的な記憶力が高まることが実験で実証されている。

 

>>ビタミンK2

 

ビタミンK2はカルシウムを骨に付着させる働きがある。骨粗鬆症による腰痛の緩和や骨量の増加が証明されている。カルシウムを含む牛乳と納豆をあわせて摂取すると、より効果的である。

 

>>カタラーゼ

 

カタラーゼは、体を錆びさせる活性酸素を無毒化する酵素で発酵食品に多く含まれる。抗酸化作用があり、老化やさまざまな病気を防ぐことが期待される。

 

>>リゾチーム

 

風邪予防、風邪薬としても広く用いられる溶菌酵素の一種。細菌の細胞壁を加水分解して殺菌する力がある。涙や母乳、鼻汁などに含まれている。

 

>>ジピコリン酸

 

リゾチームと同様に、抗菌作用がある物質。納豆のネバネバに含まれている。免疫力の向上、抗ウイルス作用、浄化作用があることから、食あたりや食中毒にも効果があるとされる。

 

>>ポリアミン

 

アンチエイジングに期待される物質。ポリアミン(スペルミジン)をエサに与えたマウスの寿命が伸びた実験結果もあるほど。

 

脳細胞のゴミを取り除き、認知症を予防する成分のスペルミジンは、粒納豆よりひきわり納豆に多く含まれている。

 

 

 

【納豆の食べ方について】

 

食事

 

納豆に含まれる血栓を溶かす酵素のナットウキナーゼ。日頃から納豆を食べていると血栓ができにくくなり、血圧が下がり心筋梗塞や脳梗塞の予防にもなる。

 

ナットウキナーゼの効果は約8時間から10時間ほど持続する。

 

寝ているときは起きているときに比べて筋肉を動かさないため、血液がかたまりやすいといわれる。血栓ができやすい夜に納豆を食べて、寝ているあいだも納豆の力を発揮させよう。

 

とくに心筋梗塞は早朝に起きることが多いので、前日の夕食に納豆を食べておきたい。

 

納豆の臭いやネバネバが苦手ならば、カレー粉を混ぜたりカレーライスに納豆を加えて食べるのもいい。

 

ひきわり納豆は、大豆をひき臼のような装置でひいて小さな粒にしたものを発酵させて作る。そのため粒のままの納豆よりも発酵が進み、ビタミンKの含有量も約1.5倍も多い。認知症を予防する成分のスペルミジン(ポリアミン)も増えるため、どうせ食べるのであればひきわり納豆を選ぼう。

 

ひきわり納豆の効果的な食べ方は以下の5つ。

 

・えごま油をかける
・血液をサラサラにするネギと混ぜる
・ミネラルが豊富なもずくやワカメ、メカブと混ぜる
・乳酸菌たっぷりのキムチを混ぜて免疫力アップ、腸内環境をよくする働きがある
・骨折予防にカルシウムたっぷりのシラスを加える

 

整腸効果、動脈硬化予防をしたければエキストラバージンのオリーブ油をかけてもいいだろう。

 

 

 

【納豆はどれくらい食べるのが理想的か】

 

血栓

 

納豆は1日2食(100g)が目安。これは納豆に含まれるミネラル「セレン」の1日の摂取上限に相当する。

 

血液循環を改善するナットウキナーゼは継続して食べることを心がけたい。

 

 

 

【まとめ】

 

納豆パック

 

納豆が健康に良いことは疑いようのない事実だろう。それは数々の研究結果で実証されている。ただし、納豆が健康に良いイコール「ピロリ菌を除菌できる」かは別の話。

 

ぴろりんの胃から胃カメラでピロリ菌が見つかるまで、毎日納豆を食べていた。それでも菌はいた。だから、納豆で菌の予防ができても、除菌ができると(ぴろりんは)考えていない。

 

 

 

>>トマトジュースがピロリ菌の予防と治療に役立つ可能性について


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