ピロリ菌のワクチン開発と効果

ピロリ菌のワクチン開発と効果

ピロリ菌のワクチン開発と効果

ピロリ菌のワクチン接種

 

ピロリ菌の感染を予防する経口ワクチンが開発され、ワクチンを打った子どもは新たに感染する割合が少なくなった。

 

経口ワクチンは、中国の第三軍医大学とChongqing Kangwei Biotechnology社が開発。施設の6歳から15歳の菌に感染していない子ども4464人をランダムに振り分け、3回のワクチン投与をした。

 

ワクチンを接種したグループは、ワクチンを接種しないグループと比べピロリ菌に感染する割合が少なく、感染の71.8%を予防した。

 

(出典 Lancet.2015 Jun 30 Epub ahead of print)

 

ポリオやインフルエンザを予防するワクチンがあるように、ピロリ菌を予防できるワクチンの開発も原理的には可能であり、現在、オーストラリアをはじめ、世界各国の研究者が開発に熱心にとり組んでいます。

 

(中略)小児期に感染する率の高い地域もあることから、小児用ワクチンで、経口剤になる可能性が推測されています。

 

(主婦の友健康ブックス 木村健・著 胃・十二指腸潰瘍はピロリ菌が原因だった より引用)

 

 

 

【ワクチンとは】

 

ワクチン

 

ワクチンとは、感染症の予防接種に使用する医薬品のこと。

 

ワクチンは人間の免疫(病気、とくに感染症を免れる能力)を高める医療行為。人間は細菌のように自分の体内にないものがはいってくると、自らを守るために抗体をつくる。そして再び同じ細菌が入ってくると、同じ抗体をつくる。これを二次免疫反応という。

 

この性質を利用して伝染病の予防や治療に役立てるのがワクチンだ。

 

もちろん細菌をそのまま体内に入れると伝染病がおきてしまう。そこで病原体を弱めたもの、活動できない状態にしたもの等を投与して、抗体をつくる反応をおこさせる。こうすれば病原体がはいってきたときに二次免疫反応をおこさせ、病原体を排除する。

 

ワクチンによって、すでに感染しているピロリ菌を排除できなくても、感染していない胃にはいってきたとき排除してくれるワクチンがあれば、人間にとって大変な利益になることは間違いない。

 

 

 

【ワクチンの副作用】

 

ワクチン接種

 

以前、インフルエンザのワクチンをはじめとした各種ワクチンは義務だった。1962年からはじまったインフルエンザの集団予防接種は、1976年に義務化された。

 

ところが群馬県前橋市の大規模調査によって、ワクチンを打ってもインフルエンザにかかる人が減らないことが判明。そのうえワクチン接種によるショック死、脳障害、知能低下、四肢マヒといった副作用の被害が発生した。国は裁判で敗訴し、賠償責任を負った。

 

その後、国は方針を変更。現在ワクチンの接種についての判断は個人や親の自己判断・自己責任に任されている。

 

赤ちゃんは免疫力が未熟な状態で生まれてくる。その後、いろいろな病原体に感染することによって、免疫システムは徐々に完成していく。風邪やインフルエンザにかかることで免疫が強化される。

 

ピロリ菌のワクチンが完成し、菌に感染しなくなったとしてもワクチンによる副作用の危険性があることを忘れてはいけない。

 

 

 

【ワクチンに頼る前に体の免疫力を高める】

 

インフルエンザ

 

たとえばインフルエンザのウイルスに感染しても、免疫力が高ければ高熱や全身の倦怠感などの症状がでないことがある。

 

ピロリ菌も胃酸がちゃんと出ていれば、菌が胃壁に定着せず体外に排出される可能性が高い。

 

そこで普段から規則正しい生活を送り、免疫力を落とさないことが大切だ。具体的には、規則正しい生活を送る、ストレスをためない、美味しいものを食べる、適度に運動する、よく笑う、よく眠ろう。

 

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