機能性ココアでピロリ菌が減少する結果を得られた

機能性ココアでピロリ菌が減少する結果を得られた

機能性ココアでピロリ菌が減少する結果を得られた

 

カカオ豆に含まれる成分には、このピロリ菌が胃粘膜に定着するのを抑える働きがあることが認められた。

 

(健康 2016年6月号より引用)

 

杏林大学の神谷茂らは、胃十二指腸潰瘍再発要因で胃癌のリスクファクターとして認められているヘリコバクター・ピロリ菌の増殖がココア熱抽出液で抑制されることを見出した。

 

(神谷茂 1997 ピロリ菌感染に及ぼすココアの影響 第3回チョコレート・ココア国際栄養シンポジウム)

 

胃・十二指腸潰瘍、胃がんや胃炎の元となるピロリ菌。これを除菌する目的で作られた機能性ココアを1日1杯飲んでピロリ菌を調べる尿素呼気試験を行うと、ピロリ菌が減少していることがわかった。

 

(健康 2017年2月号より引用)

 

試験管の中にピロリ菌と、チョコレートと同じくカカオを原料とするココアを10%濃度にした液体を入れ、ピロリ菌の増殖反応を調べたところ、1000万個あったピロリ菌数が、1日でわずか10個以下に減ってしまった。10個以下です。つまりココアは、ペニシリン同様に、殺菌作用をもつ抗生物質のような働きをしたことになる。

 

(杏林大学医学部感染症学教授 神谷茂 中央公論新社 チョコレートの奇跡より引用)

 

 

 

【森永製菓のカカオFFAパワーはどこに売っている】

 

 

ぴろりんは抗生物質での1次除菌でピロリ菌とおさらばできた。

 

しかし、抗生物質で除菌治療ができない人、薬で除菌したくない人、3次除菌まで失敗してしまった人のために、食品でピロリ菌を除菌または減らす方法を調べた。

 

そこでみつけたのが森永製菓のカカオFFAパワーだ。カカオFFAパワーを飲むと、ピロリ菌に接触し、ピロリ菌の細胞膜に侵入・攻撃する。死滅したピロリ菌は体外に排出される。カカオ豆の脂肪分のココアバターには、カカオFFAこと遊離脂肪酸が含まれている。

 

(参考 ココアレポート ココアのピロリ菌殺菌効果

 

さて、カカオFFAパワーがどこで売っているか調べたところ、森永製菓のお問い合わせ窓口に「カカオFFAパワーの販売は終了致しました。」と回答されていた。

 

残念ながらカカオFFAパワーを買うことはできない。買うことはできないといえば、イセ食品の「胃もよろこぶたまご」も約12年前に終売となっている。

 

 

 

【チョコレート消費の多い国ほど胃がん死亡者が少ない】

 

 

チョコレートの消費量の多い国ほど、胃がんによる死亡者数が少ないという国別データがある。たとえば日本人の約6倍のチョコレートを年間に消費するスイス人の胃がん死亡率は、日本人の約1/3だ。フランスは約3倍の消費量で、死亡率は約1/4となっている。

 

チョコレートの原料であるカカオに含まれるカカオマス・ポリフェノールと遊離脂肪酸には殺菌作用が認められている。とくに遊離脂肪酸はピロリ菌にたいして強力な殺菌作用をもたらず。

 

遊離脂肪酸は胃の粘膜にピロリ菌が付着するのを抑制する働きと、ピロリ菌の外膜に障害をおこし、ピロリ菌本来の力を発揮させない働きがある。マウスを使った動物実験でも、ピロリ菌と10%濃度のココアを一緒に与えると、胃粘膜への定着がほぼ100%抑制された。

 

 

 

【ピロリ菌対策で大切なのはカカオの濃度】

 

 

むかしヨーロッパでは、チョコレートの原料であるカカオ豆をすりつぶしてお湯に溶かし、砂糖やバニラを加えて飲んでいた。つまりココアだ。それまでチョコレートはココアという名前の飲み物だった。1847年にイギリス人のジョセフ・フライが世界で初めて食べるチョコレートを作った。

 

さて森永製菓のカカオFFAパワーが販売終了してもガッカリすることはない。ココアとチョコレートは同じカカオを原料としているのだから、ピロリ菌対策で大切なのはカカオの濃度になる。チョコレートなら、カカオの含有量が多ければ多いほど作用もアップする。

 

杏林大学医学部感染症学・神谷茂教授も中央公論新社「チョコレートの奇跡」の中で「カカオが70%含有されているチョコレートを100CCのお茶や水と楽しめば、ココア以上に高い殺菌効果が期待できますね」と答えている。

 

 

 

【高カカオチョコに期待できる効果】

 

 

2014年、蒲郡市が愛知学院大学、明治製菓と協力してはじめた「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」がおこなわれた。参加は45歳から69歳の男女347人。

 

カカオ分72%の高カカオチョコを毎日25グラム、4週間食べてもらったところ、以下のような結果が判明した。

 

・血圧を下げる
・太らない
・ストレスも抑える

 

>>血圧を下げる

 

カカオに含まれる食物繊維の一種リグニンは食物中のナトリウムをからめとり、体外に排出させる。

 

カカオポリフェノールには炎症を鎮める働きがある。血管内部の状態を改善し、血管を若く、しなやかに、リラックスさせる酵素の働きも助ける。

 

>>太らない

 

実証研究では体重とBMI(肥満度を表す指数)の変化を調べたところ、高カカオを毎日食べたグループの体重やBMIに変化がなかった。

 

茨城キリスト教大学の板倉引重名誉教授は、チョコレートの素であるカカオバターの主成分(ステファリン酸)は吸収率が高く低カロリー。なおかつ虫歯を抑制する効果まであるという。

 

乳幼児期に母親の口から感染すると考えられるピロリ菌。高カカオチョコレートを食べることで、大切な子供への感染を防げる可能性もある。

 

>>ストレスを抑える

 

実証研究では、心の健康などの項目で改善効果がみられた。

 

 

 

【線虫の寿命を伸ばす結果がでる】

 

 

チョコレートには寿命を伸ばす効果があるという研究結果がある。

 

東京薬科大学の井上英史らは、線虫にプロシアニジンを混ぜた餌を与えたところ、線虫の平均寿命が延びた。

 

スウェーデンのカロリンスカ研究所のスザンナ・ラーソン博士は、スウェーデン人男性3万7103人を約10年間追跡調査した結果、チョコレートを最も多く食べていたグループは、脳卒中の危険性が17%も低下していた。

 

 

 

【ポリフェノールの効果を高めるカカオの食べ方】

 

小腸

 

高カカオチョコレートを食べて小腸に達したポリフェノールは、すぐに吸収され血液にはいり、全身に運ばれる。だいたい2時間は血液の中に存在するが尿によって体外に排泄される。8時間後に体内に残っているポリフェノールはほんのわずかだ。

 

そこでポリフェノールの効果を持続させるために、1度に25グラム全部食べるのではなく、1日に3回程度に分けて食べよう。こうすれば血液の中に常にポリフェノールが一定量保たれることになる。

 

(出典 Baba et al.Free Rad Res 2000)

 

 

 

【大東クイックメルト 100%カカオマス 購入レビュー】

 

 

高カカオチョコはピロリ菌だけでなく、認知症、糖尿病にも効果があるらしい。

 

そこでインターネット通販で100%カカオを探したところ、大東クイックメルト 100%カカオマスをみつけた。なんと1キロも入っているのに2000円しない。

 

1日25グラム食べても1ヵ月以上もつ。なんてお得だろう。嫁さんのヘリ子と2人で食べても20日分だ。

 

届いたので、さっそく開封。ガーナ産のカカオマスは10円玉くらいの大きさで1枚あたり約2.5グラム。原材料名も100%だからカカオマスのみ表示されている。

 

市販されているチョコレートの原材料名を見てほしい。原材料名はおおく含まれている成分から表示される。カカオマスより前に「砂糖」と書いてないだろうか。つまり、市販チョコはカカオマスでなく砂糖の固まりだったりする。

 

実食!

 

 

苦い。。。。。

 

Amazonレビューなどで苦いとは書いてあったが、これほどとは。健康のためにはいたしかたない。眠気も吹っ飛ぶ苦さなので、運転中に食べれば目がさめそうだ。

 

楽天で送料無料になるから3袋(3キロ)も購入してしまった。食べないわけにはいかない。少し憂鬱な気分で職場に10枚ほど持って行った。食事前に高カカオチョコをたべれば血糖値の急上昇も抑えられる。

 

ところが昼食前に口にしたら苦くない。舌がカカオに慣れたのだろう。口に入れたら噛むのではなく、キャンディーのように舌の上や下で溶かそう。味が長持ちするうえ、カカオの喉にからみつくような濃厚な風味がじっくりと味わえる。

 

気づいたことがある。カカオは虫歯予防にもいいらしいのだが、食べ終わったあと、口臭が消えていた。どんなにガムを噛んでも口臭が残っていたというのに。高カカオチョコ凄い。

 

 

>>大東カカオ クイックメルト カカオマス (カカオ分100%)Amazon

 

 

 

>>リノレン酸でピロリ菌を除菌できることが判明した


ホーム RSS購読 サイトマップ