胃がんの99%はピロリ菌が原因

胃がんの99%はピロリ菌が原因

胃がんの99%はピロリ菌が原因

 

胃がんの99%はピロリ菌が原因。

 

(一般社団法人 予防医療普及協会より引用)

 

日本人では、ウイルスやばい菌の感染が原因で起こるがんが、他の先進国に比べて多いことが知られています。(中略)この中で、ピロリ菌の感染は日本人に多く、胃がんの原因と考えられています。

 

(ロギカ書房 0歳からのがん教育 より引用)

 

ピロリ菌が陰性の人の場合、10年経過しても1人も胃がんが発生しなかったのに対し、陽性の人の場合は年々少しずつ発生し、10年経ったときには5%近い人が胃がんになっていました。このことから、ピロリ菌が胃がんに関係しているということが、全世界的に証明されたのです。

 

(悠飛社 ピロリ菌の研究 より引用)

 

WHO(世界保健機関)の関連組織IARC(国際がん研究機関)は、94年にピロリ菌が明らかな発がん性物質であることを認めています。大規模臨床試験により、ピロリ菌の除菌で胃がん発生を抑制できること2008年に明らかになりました。

 

(潮出版社 胃がんは「ピロリ菌除菌」でなくせる より引用)

 

ピロリ菌に感染している人は、感染していない人に比べて、胃がんになるリスクが5倍になるともいわれている。

 

(週刊朝日MOOK 胃がんと診断されました より引用)

 

日本では、生涯のうち約半数の人ががんにかかり、3分の1の人が亡くなっている。胃がんでは毎年5万人が亡くなる。50代から増え始め、女性よりも男性のほうが約2倍と多い。

 

高齢になるほど胃がんになる割合が高くなる。なぜなら高齢者ほどピロリ菌の感染率が高いからだ。

 

ピロリ菌に感染すると、ほぼ100%の人に慢性胃炎の一種が生じる。その状態が長く続くと萎縮性胃炎をひきおこし、その一部から胃がんが発生してくる。

 

つまり慢性胃炎をちゃんと治療しておけば、その先の胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃がんになる可能性を大幅に減らせる。

 

近年は胃がんの罹患率、死亡率はともに減少している。また胃がんの5年生存率は他のがんに比べて高い。早期のステージ1であれば97.3%で、早期胃がんはほとんど治る病気といえる。

 

 

 

【胃がんとは】

 

 

人間は約60兆もの細胞でできている。うち1%の約6000億個の細胞は、日々古くなって老廃物となる。そして同じ数だけ新たな細胞が生まれる。いわば新陳代謝を繰り返している。

 

古い細胞が新しい細胞になるとき、遺伝子情報がコピーされる。正常な細胞では、秩序正しく細胞が増えたり、減ったりしている。ところが遺伝子のコピーにミスが発生すると、突然変異した細胞ができてしまう。これが細胞の「がん化」だ。

 

もともと正常な細胞ががん化する。がんと診断される状態になるまで、約10年から20年かかるといわれている。

 

突然変異した細胞からガンが生まれても、人間には安全装置がある。異常な遺伝子をなおしたり、がん化した細胞を排除してくれる。ところが安全装置がきかなかったり、すりぬけることもある。がん細胞は死滅せず、増殖し続ける。

 

予防は集団検診を積極的に受ける。禁煙する。野菜や果物など抗酸化物質を摂ろう。

 

 

 

【胃がんの原因】

 

 

胃の粘膜の腺細胞(せんさいぼう)から発生するがん。胃の中にがんができる。早い時期からの転移もありえる。

 

胃がんの原因はいくつか関与しているものと考えられている。

 

・ピロリ菌の感染
・喫煙
・食生活(塩分の多い食事)
・食品添加物のとりすぎ
・肥満
・遺伝子の異常
・ストレス

 

などだ。

 

胃粘膜が傷つくことが大きな発生要因で、ピロリ菌による胃壁の損傷も大きく作用する。ただし、ピロリ菌に感染しているという理由で全員が胃がんになるとは限らない。

 

なお、タバコの煙には遺伝子を傷つけたり、発がん物質が多数含まれていることがわかっている。WHOの国際がん研究機関は、ピロリ菌と並んでタバコを発がん性が認められる物質と認定している。

 

胃がんは症状がでにくい特徴(無症状)がある。がんの初期はほとんど症状がでないことも多い。がんが進行すると痛みがでてくる。

 

胃がんができる場所は、胃のまん中と下のほうが多い。最近は上のほうも増えてきた。

 

 

 

【胃がんの検査方法】

 

 

特有の症状がない胃がん。早期発見には検査が有効だ。最近は小さながんも逃される可能性のあるエックス線検査より、内視鏡検査(胃カメラ)がおこなわれることが多い。胃がんの有無、進みぐあい、組織の採取など治療法をさぐるために胃の中を調べる。

 

40歳以降に発症することが多く、男性のほうが女性の2倍かかりやすい。

 

厚生労働省が2011年におこなった人口動態調査によれば、胃がんの死亡率が高い地域は秋田県、山形県、新潟県の順になっている。胃がんのもっとも大きな原因とされるピロリ菌の感染率は、秋田県がやはり1位となっている。

 

胃がんによる死亡率がもっとも低い沖縄県。ピロリ菌の種類が日本の他の地域と異なることがわかってきた。毒素をもたない種類だったり、もっていても欧米型の弱い種類だったりする。

 

 

 

【胃がんの種類】

 

 

がんは粘膜から発生する。胃の壁は粘膜層、粘膜下層、固有筋層、漿膜下層(しょうまくかそう)、漿膜(しょうまく)の5層でできている。胃がんは粘膜層のなかにある腺組織(せんそしき)から発生し、胃壁の奥へ奥へと進んでいく。

 

胃がんは、がんの深さによって「早期がん」と「進行がん」に分けられる。がんがどこまで深くもぐっているか「深達度」で分ける。粘膜下層までならば早期がん。それよりも深い固有筋層までもぐったものから「進行がん」と呼ぶ。進行がんになると他の臓器への転移の頻度が高くなる。

 

 

 

【胃がんの治療法】

 

 

基本は手術。がんを放置しておくと徐々に広まっていく。だから手術でがんの病巣を取り除くのが最も確実。

 

早期であれば胃の粘膜にとどまっているところを内視鏡をつかって切除や剥離をする。胃がんの手術でもっとも多くおこなわれているのが「定型手術」で、胃がんの標準的な手術の方法だ。胃の2/3以上と胃の周りのリンパ節を切除する。定型手術の後は胃の大半がなくなるため、その後の食生活などに大きく影響する。後遺症として、小腸に一気に食べた物が流れ込むため、めまいや動悸などの不快な症状があらわれるダンピング症候群が起こることが知られている。

 

転移の可能性が低い場合は、極力胃を残して後遺症を軽くするため切除範囲を狭くする「縮小手術」が試みられている。

 

胃の役割は食べ物を胃液で消化し、小腸に少しずつ送ること。食べ物の栄養は小腸で吸収されるので、胃がなくなっても小腸さえしっかりしていればなんとかなる。一度にたくさん食べず、よく噛む、食べてすぐ横にならない、おやつを活用する、水分を意識してとる、1回の食事量を少なくして回数を多く食べる、など食べ方の工夫をしよう。口に胃のかわりをさせるといい。

 

 

 

【手術以外の治療法】

 

 

がん細胞を死滅させたり、増殖を抑えたりする薬のが抗がん剤だが副作用もある。

 

胃がんの進行具合によって、手術が成功しても再発防止のために抗がん剤を補助的に使うことがある。臨床試験では抗がん剤を投与した結果、5年生存率がアップしたことが明らかになっている。

 

また、がんが広範囲にひろがって他の臓器に転移しているときは手術での治療は難しくなる。この場合も抗がん剤による治療をおこなう。

 

自信があるからピロリ菌の検査キットをプレゼント。薬院オーガニックの粒マヌカはこちら

 

 

 

>>いくら治療しても治らない鉄欠乏性貧血が、ピロリ菌の除菌で治ってしまった例もある


ホーム RSS購読 サイトマップ